「theGIFs2020」グランプリ含む受賞１４作品発表

Cross-section of Park: Twin　Redsmile_Porco

「ループの中に生き生きとした人間の生活がつまっている美しい作品。映画の1シーンを観ているかのように、様々な物語を想起させます。飲み物をのむ瞬間にマスクを外していたり、今年ならではの表現や感情を細部に感じ取ることができます。」 – 審査員コメント

光と樹　yAG7hp1EEloNDxw

「ループの心地よさとともに細部まで丁寧に書かれていおり、不思議な世界観が表現されています。圧倒的な生命力に溢れているアニメーションは大画面でも鑑賞してみたいと感じます。」 – 審査員コメント

何者かに操られて強制的にコマネチをさせられているクマを止めてあげよう-GIFゲーム-　OONO TARO

「苦しさを笑いに昇華した面白い作品。観て楽しいだけでなく、観る人がタップで止め、作品と対話することで完成するGIFゲームとなっていることで２倍楽しめます。」 – 審査員コメント

球種が決まらないピッチャー　ンバヂ

「笑いを生み出すために最大限に手数を抜いたGIFらしさ溢れる作品。審査会では何度観てもみんながクスっと笑ってしまいました。」 – 審査員コメント

暇なかっぱ　ふじさきてる

「表情や漂う雰囲気、観れば観るほど気になってしまうキャラクターでした。ひっそりと暇なかっぱを見つめていたいという気持ちになります。」 – 審査員コメント

The New Year　Redsmile_Porco

「いつものように店仕舞いをしている中に、いつもとは違う新年を祝う花火があがる。切り取ったワンシーンから、二人の関係や今までの会話を、のぞき見させてもらっているような想像力かき立てる作品です。花火の反射に移る『2019』という文字、細かい描写までこだわって作られています。」 – 審査員コメント

夜歩きの犬/Nightwalking Dog　HattoriGraphics

「1フレームごとに見ると一枚一枚違うデザインで描かれています。GIFのループを活かしながらドットならではの表現をを組み込んだ面白い作品です。」 – 審査員コメント

オヤスミディスコ　Rin

「寝ている間に繰り広がられる『オヤスミディスコ』。もっちりとしたアニメーションで躍動的なリズムを描いたU-22らしい元気な作品です。」 – 審査員コメント

骨と愛　ソンヨンソン

「『骨』というリアルなモチーフを、丸みのある柔らかいアニメーションで包み『愛』を表現した具象抽象のバランスが面白い作品です。慈しみと肉体感が同居する独特な味わいに魅力を感じます。」 – 審査員コメント

shadow dog　nata metlukh

「色遣いやテンポ感が印象的で、イラストレーションとしてもアニメーションとしても素晴らしい作品です。観れば観るほど愛着がわく不思議な作品でした。」 – 審査員コメント

snake　wakaba

「不均等なドット表現によって、モチーフの毒々しさが可愛さに変わります。ぼーっと見続けてしまう穏やかな作品です。」 – 審査員コメント

City of human　HattoriGraphics

「様々な要素が交差した勢いのあるアニメーションは、エネルギーを感じずにはいられません。説明のできない感覚的で衝動的な配列が観るものを釘付けにする作品です。」 – 審査員コメント

真夏の夜のかたつむり　ふじさきてる

「2つの時間が同期することでストーリーを生んでいます。車の行き交う交差点のタイムラプス、そこをゆっくり進むカタツムリ。まるでカタツムリの生きる時間を一緒に過ごさせてもらえるような素晴らしい作品です。」 – 審査員コメント

鯉　ぐるくん

「緩急をつけたスムーズな鯉の動きがとても気持ち良いです。描いていない水までを想像させてくれるような、ずっと観ていられる作品でした。」 – 審査員コメント

グランプリ（1作品）：賞金30万円、副賞 トロフィー

部門賞（7作品）：副賞 トロフィー
・アート部門
・インタラクティブ部門
・お笑い部門
・キャラクター部門
・超短尺ストーリー部門
・ドット絵部門
・U-22部門

審査員賞（6作品）：副賞 トロフィー
・GIFMAGAZINE賞
・Adobe賞
・水江未来賞
・林雄司賞
・古屋蔵人賞
・FRAMED*賞（副賞として、デジタルアートプラットフォーム「framed*」で作品を販売する権利）

今年は世の中に多くの変化が訪れた年となりました。そんな中でも「theGIFs」今回で７度目の開催を迎えることができ、ご支援いただいた皆様には心より感謝しております。「GIF」は、誕生して30年以上もクリエイターから愛され続けるファイルフォーマットです。その長い年月の間に盛衰を繰り返してきた結果が、今の「GIF」カルチャーを創るに至っていると感じます。本コンテストも同じく、たくさんのクリエイターや支援者の皆様に支えながら成長してきました。「theGIFs」は今後も引き続き『人の感情を動かすクリエイター』を賞賛・応援していきます。変わらないクリエイティブマインドと時代と共にアップデートされ続けていくツールや技術を用いながら、より多くの方に感動を届けたいと思っています。ご参加いただいた皆様、惜しくもノミネートや受賞から漏れてしまった皆様、コメントやメッセージをいただき応援いただいた皆様、誠にありがとうございました。来年度も「theGIFs」をよろしくお願いいたします。